駐日ボリビア臨時代理大使との面談について

8月20日、11時に日本ボリビア協会椿会長と上崎常務理事の二人で芝公園のボリビア大使館にNatalia Salazar Balderrama臨時代理大使を訪問しました。席上、主に大使館の活動とその内容の広報を日本ボリビア協会にも協力してもらいたいとの意向を受けました。
以下、主な面談内容です。

1)最近の臨時代理大使の活動
  最近地方(沖縄、福岡、広島、長崎、北海道など)を訪れる度にバーにシンガニ(皮を取り除いたブドウを原料とする蒸留酒)が置いてあるか確認している。メキシコのテキーラと同じようにボリビアのシンガニもちゃんと置いてあるので嬉しく思っている。プロのバーテンダーの協力も得てシンガニのカクテルのプロモーションも実施している。
  ボリビアからはワインやシンガニに加えて近くコチャバンバのチャパレで採れるPalmito(ヤシの芽)が到着する予定である。
2)大使館の陣容と領事部門
  本官は臨時代理大使と領事担当書記官の2名。現地職員は2名。あとは必要に応じてアルバイトを雇っている。
  領事部門は以前は大使館内の狭いスペースで対応していたが、現在は同じフロアの別の広いスペースで領事担当書記官と一緒に机を並べて対応している。来訪者も広々としたスペースでの気持ち良い対応で喜んでいると承知している。地方から来たボリビア人は隣の東京タワーも観光できるので一石二鳥。西麻布時代と比べて遙かに良いと思う。
3)ボリビア大使館としての活動内容
  日本ボリビア外交関係樹立110周年関係の事業は暦年で年初から年末まで実施する。(注:100周年の際は4月13日から翌年の4月12日までの実施だった)
  ・2月に千葉県多古町でラテンミュージックフェスタを実施した。
   音楽関係者はその時々で演奏グループを結成するようで、先日演奏グループ関係者に感謝状を手交したら同じ人がいくつものグループに加わっていて思わず笑ってしまった。
  ・4月にJICAとの共催でキヌアフェアを実施した。日本ではペルー産のキヌアが市場に出回っているが、ボリビア産のキヌアにペルー産のラベルを貼っているものが多い。アルゼンチン産のチアもボリビア産のチアにアルゼンチンのラベルを貼っている。
・8月21日は、国際ラクダ科記念日(Dia Internacional de los Camelidos)であり、ボリビアのリャマやビクーニャもラクダ科動物なので、サウジアラビアと共に祝う。 
  ・昨年は、ボリビア高地の写真展を2週間開催し、成功裏に終わった。今年は、日系人移住地であるオキナワ、サンファンなどOrienteの紹介に努めている。(これに対し当協会もHPで松井氏の写真展を紹介している旨付言)
4)協会からの要請事項
  大使館が実施する文化活動で当協会も協力できることがあると思うので、執行部のメールアドレスに情報を流してもらえると有難い。12月または2025年初に会員全員を対象に親睦会を開催する予定であるが、その際30分程度の講演をお願いしたところ快諾を得た。
最後に、8月28日にボリビアからの日系留学生による「ボリビアにおける日系移民の影響」についての対話会に是非出席願いたいとの要請があり、当日は会長他数名の理事が参加した。

以上

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