注意喚起;モラレス大統領辞任に伴う情勢不安

モラレス大統領の辞任
●11月10日17時頃,モラレス大統領は辞任を表明しました。
●情勢は流動的ですので,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
10月20日の大統領選挙以降,全国各地で政府支持派と反政府派の間で抗議活動や
衝突が続き,現在まで3名が死亡,421名が負傷しました。

11月10日7時頃,米州機構(OAS)は,選挙に多々不規則な行為があったた
め,選挙を無効とし,選挙をやり直すことを勧告しました。
その直後,モラレス大統領は,選挙のやり直しを発表しましたが,反政府派は,モラ
レス大統領の辞任等を求め,これを拒否しました。
その後,政府高官等の辞任が相次ぎ,国軍や国家警察もモラレス大統領の辞任を推奨
しました。

10日17時頃,モラレス大統領は辞任を表明しました。続いて,ガルシアリネラ副
大統領も辞任を表明しました。
これを受け,全国各地で反政府派が歓喜の声を上げていますが,今後,政府支持派が
どのような行動に出るのか分かりません。
カマチョ・サンタクルス市民委員会委員長は,新たな選挙を実施するまで「暫定政
権」を発足する提案を行っていますが,情勢は流動的です。

強盗、強奪、放火などの被害が多発
●11月10日以降,ラパス市,エルアルト市,コチャバンバ市等において,強盗,
強奪,放火等の被害が多発しており,継続・拡大する可能性があるので十分注意して
ください。
●11月10日,モラレス大統領が辞任を表明した後,ラパス市及びエルアルト市各地
において,強盗,強奪,放火等の被害が多発しています。
ラパス市南地区のアチュマニ市場やウユストス市場で強奪が発生し,チャスキパンパ
地区ではプーマカタリのバス15台が放火されました。
コタコタ地区にある反政府派のアルバラシン国立サンアンドレス大学学長の自宅が襲
撃,放火されました。
また,コチャバンバ市内の市場やバスターミナル周辺の商店で強奪が発生しており,
サンタクルス市ではトヨサ社(トヨタの代理店)の事務所が襲撃されました。

在ボリビア日本大使館の閉館
●11日(月),情勢不安のため当館は閉鎖いたします。
なお,サンタクルス領事事務所につきましては通常どおり開館しております。

在留邦人又は邦人旅行者で、事件や事故に巻き込まれた場合には領事の緊急携帯(7153
-6981)までご連絡ください。
今後,このような被害が全国各地で更に継続または拡大する可能性があるので,十分
注意してください。不要不急の外出を控え,治安情勢に関する最新情報を入手し,公的機関や集団へは近づかず,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。また,情勢が落ち着くまで,ボリビアへの不要不急の渡航は止めてください。

○在ボリビア日本国大使館
 住所:Calle Rosendo Gutierrez No. 497, esq. Sanchez Lima, La Paz, Bolivia
(P.O. Box 2725)
 電話:(591-2) 241-9110~3
 FAX : (591-2) 241-1919
http://www.bo.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
Email:consul.lpz@lz.mofa.go.jp (領事班)

○在サンタクルス領事事務所
 住所:Calle Saavedra No. 314, Esq. Cochabamba, Santa Cruz, Bolivia (P.O.
Box 543)
 電話:(591-3) 335-1268
 FAX : (591-3) 335-1022
http://www.bo.emb-japan.go.jp/itpr_ja/santacruz.html
Email:consuladojaponscz@lz.mofa.go.jp

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